ビジネスとして成功するオンラインセミナー・ウェビナーのための必要条件とは?

成功するオンラインセミナー・ウェビナーのための必要条件とは?

セミナーやレッスンなど実際に一か所に集まって行う教育ビジネスは、コロナ禍の中にあって、非接触ビジネスへの転換が早急に求められています。 しかし、「どうやってセミナーをオンライン化すればいいのか?」「成功させるために必要なものは何か?」と、悩んでいらっしゃる講師の方も多いのではないでしょうか。 今回は、オンラインセミナーを始めるにあたって考えること、そして成功させるためには何が必要かを解説します。

目次

オンラインセミナーの3要素

オンラインセミナーを始めるにあたって下記の3要素を考える必要があります。

  1. 技術的側面→何を使って配信するか
  2. 集客&売り上げの確保→ビジネスとして成立させ長く運営するために
  3. セミナー自体の方法論→オンラインに適したセミナーを実践する

オンラインセミナーの3要素

1,技術的側面/2,集客&売り上げの確保

オンラインセミナーをスタートする前に、ツールやシステムは何を使って配信すればいいか、そして決済するにはどうすればいいか悩みますね。 ゼロからシステムを開発する、アプリを作れば自社が望むような機能は盛り込めますが、開発費用・時間が膨大にかかるので、すぐに始めたい時やコストをあまりかけたくない時には現実的ではありません。 そこで、自社開発以外で利用できるツール・システムについて考えてみましょう。

1,技術的側面/2,集客&売り上げの確保

どういったシステム・ツールを利用するか

大きく分けて4つのカテゴリーが考えられます。

1:中堅・大手向きのウェビナー・総合システムCisco Webex MeetingsV-CUBE ミーティングなど)

2:これから始める方向けの低価格オンラインセミナーツール・サービスmoshストアカなど)

ストアカ 先生として登録しスキルをオンライン販売

3:WordPressやnote、YouTubeなどを組み合わせて自社管理で行う (note、Youtubeなど)

4:無料系サービス・ツール単体利用 (Zoom、スカイプなど)

動画配信のみ考えている場合は、1のウェビナー・総合システムもしくは4のzoomなど無料系サービスで対応、また決済を利用したい場合は2の決済サービスが組み込まれたmoshやストアカなど一体型のサービスで対応(動画配信はzoomなどの利用が必要)、自社サイトで決済などを行いたい場合は3のWordPressプラグインで対応など様々なケースがあります。 コストや機能と照らし合わせて検討しましょう。

解説します
動画配信のみ利用するか、決済も合わせて必要かどうかなど様々な組み合わせがあります。また、かかるコストも大きく変わってきますので、慎重に選びましょう。 なお、Youtubeは決済システムと組み合わせて動画(URL)を有料販売することは規約で禁止されていますので注意してください。

技術的に自社で管理できるシステム・ツールを選択する

オンラインセミナー・ウェビナーは、比較的簡単に配信できるようになりましたが、自社サイトで運用する場合には、高いスキルが必要となります。事前に、利用するシステム・ツールを検証し、自らで作成・運用できるかを確認し、運用負荷の低いシステム・ツールを選択するようにしましょう。

ポイントです
本業はあくまでもオンラインセミナーで、運用管理ではないことに留意しましょう。特に自社サイトで運用する場合は、決済データなどセキュリティ・顧客情報管理には十分注意してください

コストをできるだけ抑える

まずは、利用料金・手数料を可能な限り抑えて始め、利益が見込めるようになればシステムのステップアップを考えます。 例えば、3の決済機能つきサービスから始め、自社システム構築に切り替える等が考えられます。

解説します
動画配信と決済を紐づけるのは意外と難しいものです。組み込まれたサービスを利用することが、システム構築や顧客管理・セキュリティに悩むことなく早く始めるポイントになります

利用者を募る

2,集客&売り上げの確保」については、オンラインセミナー・ウェビナーの告知も通常のプロモーションと大きな違いはなく、地道な作業が必要です。 リアルな部分では個人の人脈や口コミ、DM、チラシで告知を行います。ネットでは自社サイトとSNSで集客を図っていきましょう。 また、ニーズの高いポイントを強く前面に出し、プレスリリースで発信することも有効です。ネットやテレビなど既存メディアで紹介してもらえれば、各局で紹介される流れができる等横展開も見込めますので、積極的に挑戦してみましょう。

3,セミナー自体の方法論

ウェビナー・オンラインセミナーを成功させる秘訣とは?

「会場に集まり顧客を目の前にしたセミナーと、オンラインに適したセミナーでは何か違う?」という実感をお持ちの方も多いはず。 オンラインセミナー・ウェビナーの成功の最大のポイントは、今まで行っていたセミナーやレッスンをオンライン向けに作り替えること、顧客が喜んで次も受講したい、皆に知らせたいというコンテンツにブラッシュアップすることです。

セミナー自体の方法論

オンライン向けに自分・自社のセミナーを作り替えたいけどノウハウが分からない、という方向けに、“しむしむ”こと、オンライン研修プロデューサー志村智彦氏が、noteでノウハウを公開されています。(一部有料) 実際にzoomで2日間研修をされた結果、会場に集まるセミナーとの考え方・方法の違いや取り組み方などを詳細に公開されており、一部の方などには話題となっています。 例えば、効果的なオンライン学習設計方法や、システムダウンに備えた技術的なハウツー、時間配分や集中力を維持するための15のアイデアなど、動画やテキストを駆使し充実したコンテンツとなっています。

いま、教育に携わる「研修業」「教育業」「お稽古事」「イベント業」などのスクール事業の方達は、大変な状況だと思います。打開策として、オンラインに着手するしかないという方も多いはずです。また、研修担当者はオンラインでの研修開催を検討している方もいると思います。 しかし、「どうやってやればいいのかわからない」という方も多いでしょう。なぜなら、オンラインで1〜2日間に及ぶ研修を成功させるためのノウハウがまだないからです。 そこで今回は、「オンライン研修やセミナーをどうやったらうまくできるのか」という実務的なノウハウをお伝えしたいと思います。 note オンラインzoom研修を成功させるための17の視点より引用

これらの情報があれば、フォーマットに合わせてオンライン向けにセミナーを生まれ変わらせることも可能です。

出典

note オンラインzoom研修を成功させるための17の視点〜2日間の研修をzoomでやり切って見えてきたこと〜

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まとめ

オンラインセミナー・ウェビナーを成功させるために必要なことは、オンラインに適したコンテンツへの作り変えとブラッシュアップが最重要項目です。 ニーズを満たすセミナー・レッスンが構築できた後に、自社のニーズに合った配信ツールを選択し、集客・収益化を目指す流れとなります。 オンラインセミナー・ウェビナーは、コロナ禍が過ぎ去るまでは非接触ビジネスとして必須ですし、アフターコロナでは遠隔地のユーザー、実地のセミナーに参加できないユーザーの掘り起こしに活用できます。このタイミングで、オンラインセミナー・ウェビナーを始めるのは、将来に向けた重要な戦略の一つです。

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