【市場調査】doda転職求人倍率 2023年1月は2.34倍~前月から微減も求人数は増加傾向

doda転職求人倍率 2023年1月

パーソルキャリア株式会社が、2023年1月の転職求人倍率、および求人数(求人数増加率)・転職希望者数についてリサーチした結果が公表しましたので最新の傾向などを見てみましょう。

ポイントです
言葉が似ていて少し紛らわしいので、3つの項目を分けてみる必要がありますね。
・転職求人倍率
・求人数(求人数増加率)
・転職希望者数

doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式※:求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数>
※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。
(プレスリリースより引用)

目次

2023年1月の概要

まず、転職求人倍率の推移ですが、2023年1月は2.34倍(前月比 -0.21ポイント)と前月に比べてやや減少しましたが、依然として高い数値を維持しています。
求人数については、前月比101.6%、前年同月比は140.0%となり、2020年9月から29カ月連続で増加を継続し過去最高値となっています。
転職希望者数は前月比110.7%、前年同月比115.8%で微増ながらも横ばい傾向が続いています。

転職求人倍率、および転職求人数、転職希望者数

解説します
コロナが落ち着き、経済状況が好転した流れの中で2021年春以降、転職求人倍率、求人数ともに上昇トレンドとなっています。転職者希望数が横ばいが続きますと、人材不足がますます顕在化すると予想されます。

業種別・職種別転職求人倍率、求人率増加率は?

次に、業種別・職種別転職求人倍率は、職種別「その他」を除いて、全項目で前月比マイナスとなったものの、前年比では業種別「コンサルティング」、「人材サービス」、「メディア」が1ポイント台の伸び、職種別「エンジニア(IT・通信)」、「専門職(コンサル・金融)」も1ポイント以上伸びています。

求人数は業種・職種共に12項目中9項目で増加し、業種では1位「建設・不動産」(前月比103.9%)、2位「小売・流通」(前月比103.5%)、3位「コンサルティング」(前月比102.9%)、4位「人材サービス」(前月比102.7%)の順となっています。
職種では、1位専門職(建設・不動産)」(前月比104.3%)、2位「販売・サービス」(前月比104.3%)でした。

業種・職種別転職求人倍率、求人数増加率

ポイントです
複合施設などの建設ラッシュや、リユース系の売り上げ好調が「建設」「小売」などの業種別増加の理由と考えられます。
2023年2月以降も、転職希望者数が増えることから求人倍率が下がる傾向が続きますが、転職市場は依然活況で、中途採用など有望な人材獲得のため賃上げなど企業間競争も激しくなると見られています。

出典

【doda転職求人倍率 2023年1月】
PR TIMES

パーソルキャリア株式会社

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まとめ

転職求人倍率レポートを基にまとめてみました。求人数が29か月連続で増え続け過去最高ということは、マッチングが的確に行われると、新しい仕事に就くことはかなり高い確率で可能ということです。
転職を考えている方にとっては大きな好機でもありますので、リクルート活動において自分に合う転職エージェント選びは、いい仕事と巡り合うための重要なポイントと言っても良いでしょう。

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