仕事のアイデアに煮詰まったり、ちょっと休憩をしたいときインターネットで映画やドラマを楽しむことができる動画配信サービス-VOD(Video On Demand)が広がっています。
また、新型コロナウィルスで外出を控えているときには、自宅で楽しめ、そしてストレス発散をさせることもとても重要です。
「ショーシャンクの空に」「タイタニック」「ニュー・シネマ・パラダイス」「レナードの朝」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「HERO」「新世紀エヴァンゲリオン」など歴史に残る名作映画・アニメも数限りなくあり、頭のクールダウンと心の栄養補給には最適ですね。
ただ、動画配信サービスも数が増えて違いがよく分からない、どの動画配信サービスが自分に合っているか知りたい、という方に近年日本で加入者が増えているサービスについて解説します。
国内シェアで見てみると
どの動画配信サービスが日本で人気があるか、2018年の国内シェアで比較するとよくわかります。映像関係のマーケティング企業、GEM Partnersのリサーチによる国内シェアなどを基に弊社で作成した一覧表です。
サービス名/項目 | 月額料金(税抜) | 配信本数 | 国内シェア * | 無料期間 |
dTV | 500円 | 120,000 | 1位 | 31日 |
Hulu | 933円 | 50,000 | 2位 | 14日 |
U-NEXT | 1,990円 | 160,000 | 3位 | 31日 |
Amazon | 500円(税込) * (年 4,900円) | 70,000 | 5位 | 30日 |
ビデオパス | 562円 | 10,000 | 8位 | 30日 |
TSUTAYA TV/ | 2,659円 (税込)* | 10,000 | 9位 | 30日 |
FODプレミアム | 888円 | 30,000 | - | 1ケ月 |
*国内シェアは2018年度のGEM Partners調べ
*4位はDAZN、6位はNetflixです。
*Amazonプライム・ビデオは月額500円、年会費4,900円(税込)表示です。
*TSUTAYAはDVD宅配レンタルと合わせた料金。なお動画配信のみは月1,026円(税込)
どれかのサービスの契約を考えるときには、他の人がどれくらい利用しているかが分かる、国内シェア順は大いに参考になります。多くの人が使っているサービスだと、人気の理由があるでしょうし安心感はありますね。
ちなみに動画配信を選ぶ3条件は、月額料金・配信本数・無料期間と言われますが、御覧の通りすべてで1位というサービスはなく、ちなみに国内シェア1位のdTVは無料期間のみがTOPとなっています。

ココがポイント
まずは自分の見たい動画のジャンルがあるか、充実しているか(配信本数を含む)が最重要で、次に月額料金、そして実際に使い勝手などを確認するための無料期間を確認するという流れになります。
dtv
国内最大級の約120,000本の作品数と月額500円(税抜)という低価格で、2018年国内シェア1位*を獲得。
価格:月額 500円(税抜)
作品:ドラマやアニメ・オリジナル作品約120,000本をパソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができるマルチデバイスに対応。またdTVオリジナルのライブやカラオケ、漫画も視聴できます。
アカウント数:1契約で1アカウントですが、最大5台まで端末登録すれば視聴できます。なお、同時再生はできません。
メリット:国内シェアNO,1だけあって、価格の安さと配信本数の多さで高い人気を誇っています。また、スマートフォンで視聴するdTVアプリもキャリアが運営していることもあり、使い勝手やダウンロード可能・オフライン視聴などニーズをよく満たしています。
無料視聴:31日間の無料おためしあり。
Hulu
日本テレビ系のコンテンツや海外作品に強みを発揮し、2018年度国内シェア2位と日本テレビ系の作品が人気を博しているのに合わせて成長を続けています。
価格:月額 933円(税抜)
作品:ドラマやアニメ・オリジナル作品約50,000本をパソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができます。
海外発ということで海外ドラマも多く一部の作品では英語字幕などの提供もあります。そして日本テレビ系列という強みを生かして地上波の未公開部シーンを追加した特別版配信や、Huluでしか見られない様々なオリジナル作品など、個性的なコンテンツを視聴することができます。
アカウント数:1アカウントで台数制限がないため、複数の機器で利用できます。なお同時視聴はできません。
メリット:マルチプロフィール機能があり、1つのアカウントで最大6つまで、視聴履歴・お気に入りリストなどのプロフィールが作成できます。個人で様々な楽しみ方で使い分けたり、家族で利用するなど活用の幅が広がります。
無料視聴:2週間の無料おためしあり。
U-NEXT
国内でも最大級の作品配信数、約160,000本*が特徴で、毎月貰えるポイントで最新映画レンタル作品が2本見られるメリットあり。
(*2019年1月時点)
価格:月額 1,990円(税抜)
作品:配信される作品数は約160,000本で、毎月2000本以上更新され、最新作・TV放映中のアニメ・韓流ドラマと多彩です。動画のほか、電子コミックや70以上の雑誌も見ることができます。
アカウント数:1契約で4アカウント 家族など複数人数で利用するのに向いています。
メリット:毎月1,200円分のポイントがもらえるので、新作ビデオ・電子書籍・映画チケット購入割引に、そしてNHKオンデマンドもポイントを利用して見放題で利用可能です。
無料視聴:31日間の無料トライアルあり。
Amazonプライム・ビデオ
特にオリジナルコンテンツの人気が高く、バラエティ「ドキュメンタル」や婚活サバイバル「バチェラー・ジャパン」など、独自作品目当てに入会するユーザーも多くいます。
価格:月額 500円(税込)年会費 4,900円(税込)
作品:約9,000本が見放題で、課金作品と合わせると約70,000本をパソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができます。
メリット:他社に比べると低価格で、オリジナルコンテンツが楽しめる点、そしてAmazon prime会員になれば、音楽や配送特典など動画配信以外のサービスも利用できます。
無料視聴:入会から30日間無料おためしあり。
ビデオパス
ドラマやアニメ・映画が見放題で楽しめるサービスで、au以外の方も登録できます。
また、会員特典もあり試写会プレゼントや映画館での劇場鑑賞券割引なども充実しています。
価格:月額 562円(税抜)
作品:ドラマやアニメ・オリジナル作品約10,000本をパソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができます。
アカウント数:1契約で1アカウント 同時に複数端末は利用できません。
メリット:見放題会員になりますと、毎月540コインがもらえるのでレンタル作品が追加料金なしで、たとえば最新作品を1本見ることができます。
無料視聴:30日間の無料おためしあり。
TSUTAYA TV/TSUTAYA DISCAS
TAUTAYA TVは2018年国内シェア9位。
価格:月額 2,659円(税込)
作品:オンライン動画配信サービス「動画見放題プラン」は、新作・準新作を除いた作品約10,000本が見放題で、パソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができます。
CD/DVD宅配レンタル「定額レンタル8」は、新作を含めたすべての作品を見ることができます。1回につき2枚1組で発送され、8枚目までは新作も利用でき、9枚目以降は旧作のみになります。
アカウント数:視聴できる端末は5台まで登録できます。
メリット:「動画見放題プラン」に加入していると毎月1,100ポイント(1,100円相当)がもらえて、当プランで視聴できない個別課金の新作2本程度を見ることも可能です。
無料視聴:入会から30日間無料おためしあり。
TSUTAYA TV/TSUTAYA DISCAS公式サイトへ
FODプレミアム
価格:月額 888円(税抜)
作品:フジテレビのドラマやアニメ・ファミリー・キッズ・FODオリジナル作品やフジテレビ以外の約30,000本をパソコンやスマホ・タブレットなど様々な端末で見ることができます。
特に、他サービスでは見られないフジテレビの名作ドラマ・バラエティなど「独占」見放題タイトル5,000本以上は注目です。
さらに漫画や小説などの電子書籍や、スポーツ・ファッションなど雑誌約100誌も視聴できます。
アカウント数:1アカウントで5端末まで視聴できます。なお同時再生はできません。
メリット:毎月「フジテレビの日(8のつく8日、18日、28日)」に、FODプレミアム会員限定で合計最大1200ポイント(1200円分)が全員にもらえます。
ポイントは映画視聴や電子書籍購入に利用できます。
無料視聴:アマゾンアカウントで登録すれば、1カ月の無料おためしあり。
まとめ
映画や国内・海外ドラマ、アニメには古今東西のアイデアや情報、歴史が詰まっている「宝物」のようなものです。時には、人生を変えるようなストーリーやとびっきりの知恵に出会えることも。
作品わずか1~2時間程度で、楽しみながらインプットできる、しかも動画配信サービスを使えばテレビのようにリビングにいなくても、移動中や外出先でも観ることができる情報の宝庫、それが動画配信サービス-VODです。
(主要作品をスマホなどでチェックできるVOD-動画配信サービス早分かりサイトはこちら)
自分に最適なサービスがあれば、無料期間がありますので試してみてリフレッシュするのも、仕事を快適に進めるにはお勧めです。
この記事を書いた著者

- ITサポート/コンサルティング/コンテンツプロデュース
- 株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証マザーズ上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやECサービスの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・評価・比較情報をお届けします。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、そして映画・音楽好き(主に洋楽)。