リアル店舗で売りたい!敷金・礼金・家賃・スタッフなしで、実店舗販売できる方法とは?

実店舗で売りたい!ネットショップ作成サービス「BASE」利用で、実店舗販売できる方法

ネットショップをやっているけど、実店舗で販売してみたい、商品の反応を直に知りたい、お客様とコミュニケーションをとってみたい・・・というニーズが高まっています。でも、お店を借りるには高い敷金や長い契約期間、そして家賃負担に耐えられるかなどハードルは高いもの。そこで今回は、極めて低いリスクでしかも東京や地方の大都市の一等地で実店舗販売できる方法を解説します。

● 2022年9月3日追記
:当企画の出品型 oioi BASE MARKRT(なんば、横浜、博多店)は2020年2月2日で終了いたしました。

:当記事は2019年8月時点の情報を基に作成しています。出店型サービスは「moreBASE」のポップアップとして、店舗数や条件も変わっておりますので詳しくは公式サイトでご確認ください。

実店舗販売パターンは2つ

その方法とは、月額無料のネットショップ作成サービス「BASE」が行っている、実店舗販売プロジェクトに応募することです。プランには2つあります。

step
1
出店型 SHIBUYA BASE


オーナーさんが店舗に立つ「出店型」プロジェクト名「SHIBUYA BASE」1つ目は、実際にオーナーさんが店舗に立つ「出店型」で、プロジェクト名は「SHIBUYA BASE」。東京のど真ん中、渋谷のマルイの中にあるスペースで販売することができます。

応募条件は、BASEに登録していること。休止中や売り切れ中でもOKです。

step
2
出品型 oioi BASE MARKRT


委託販売「出品型」プロジェクト名「oioi BASE MARKRT」2つ目は、商品を送れば委託販売してくれる「出品型」で、プロジェクト名は「oioi BASE MARKRT」(マルイベイスマーケット)。場所は、横浜・大阪なんば・福岡のマルイのスペースで販売できます。

応募条件は、BASEに登録し販売中の商品が5点以上あること。こちらも休止中や売り切れ中でもOKです。

出品型のoioi BASE MARKRTのみ、応募条件に販売中の商品が5点以上あることに注意しましょう。

1:出店型 SHIBUYA BASEとは?

BASEと株式会社丸井グループが2018年4月に資本提携したことから、このプロジェクトが実現しました。

オーナーさんが店舗に立つ「出店型」プロジェクト名「SHIBUYA BASE」とは?

出所:BASE

2018年6月より、憧れの地でもある東京渋谷のマルイで、ネットショップでも実店舗販売ができる「ポップアップショップ」がスタートしました。自社・自身の商品を手にとって見てもらうには絶好の場所、渋谷。リアクションや反応を見て感覚をつかんだり、情報発信として活用したり利用方法はバラエティに富んでいます。

オーナーさんが店舗に立つ「出店型」プロジェクト名「SHIBUYA BASE」店舗イメージ

条件など申し込み前の確認事項

「実店舗で販売するのは初めて」、「渋谷だしちょっと不安」という方、出店が決まった後、BASE専任スタッフがバックアップしてくれますし、最低限の什器や備品も準備済み、安心して出店準備を行えます。そのほか、条件などは下記の通りです。

販売形態 対面販売
応募条件 BASEに登録していること。
休止中・品切れの場合も応募可
販売手数料
振込手数料
販売手数料:15%
商品配送料・返品料は出店者負担
出店期間 3~7日間
空き状況により7日以上の出店可。応相談
出店スペース 渋谷マルイ 1F SHIBUYA BASE (4.9坪)
注意事項 出店確定後のキャンセル不可。
キャンセル時にはキャンセル料が発生します。

要件を確認して、目安としては出店の4か月前に応募をしましょう。SHIBUYA BASEは、自身が店舗に立って顧客の反応が見られるサービス、是非トライしてみてください。

2:出品型 oioi BASE MARKRTとは?

店舗への立ち合いが必須のSHIBUYA BASEとは違い、立ち会う必要がなく委託販売ができるoioi BASE MARKRTは、自分1人でネットショップをやっていてスタッフがいない方、遠方のネットショップ運営者でも気軽に利用できるサービスです。

委託販売「出品型」プロジェクト名「oioi BASE MARKRT」とは?

条件など申し込み前の確認事項

出店型のSHIBUYA BASEとは、多少条件が異なっていますので注意しながら確認しましょう。

販売形態 対面販売および委託販売
応募条件 BASEに登録し販売中の商品が5点以上あること
休止中・品切れの場合も応募可
商品・ブランド レジ会計のため、商品には値札をつけます。
販売する商品は持参もしくは事前配送必要(送料出品者負担)
販売手数料
振込手数料
1:基本料金 1日当たり3,300円(税込)
2:販売手数料(消化仕入れ)
40%:ショップオーナーが店頭に立たない場合
30%:期間中、ショップオーナーが
2日以上(各日3時間以上)店頭で対応する場合
商品配送料・返品料は出店者負担
出品スペース なんばマルイB1F,マルイシティ横浜B2F,博多マルイ2F
各施設ごとに異なります。
注意事項 出店確定後のキャンセル不可。
キャンセル時にはキャンセル料が発生します。

店舗に行く必要がないので、他のことをしながらリサーチできるのは大きなメリットです。また、販売終了後にはBASEから報告書が来ますので、状況確認もできます。
今後のネット販売や実店舗販売戦略に役立てましょう。

メリット・デメリット

2つのプランの長所・短所をまとめてみました。青字は注意ポイントです。

  出店型
SHIBUYA BASE
出品型
oioi BASE MARKRT
店舗立会 必須 選択可
コスト 販売手数料15% 基本料金 1日3,300円(税込)

販売手数料40%もしくは30%
応募条件 BASEに登録 BASEに登録

5点以上の販売
出店スペース 渋谷マルイ 1F
SHIBUYA BASE (4.9坪)
なんばマルイB1F
マルイシティ横浜B2F
博多マルイ2F
販売期間 3-7日間 基本7日間
注意事項 キャンセル不可
キャンセルはキャンセル料発生
キャンセル不可
キャンセルはキャンセル料発生

SHIBUYA BASEは店舗が一か所しかなく混むので早めの応募が必要なこと、そしてoioi BASE MARKRTは1日当たりの基本料金がかかること、店舗に出る出ないで販売手数料が変わることがポイントです。

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まとめ

実店舗の魅力

無料ネットショップ作成サービスと、実店舗販売・リアル店舗販売を組み合わせたサービスは、画期的でしかもリスクが低いので、特に渋谷の申し込みは集中し、予約がかなり埋まっている状況です。

せっかくの機会ですから、いきなりリアル店舗を契約して販売に乗り出す前にリサーチを兼ねて利用するのも一つの手段です。まずは、ネット販売を始めて考えてみてはいかがでしょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅株式会社ストレン 代表取締役社長
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはネットショップ作成サービス/ECカートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)