2023年~2024年の冬は、石油やガスの値上がりで暖房料金が高止まり!できる限りエアコンなしの生活をして電気料金などのコストを下げて、寒い冬でも快適に、そして暖かく過ごしたいもの。今回は、エアコンレスな生活を送ることができる着る電気毛布やこたつ、首回りや足など体の一部分を暖めるツールなどプライベートや仕事に活用できるアイデア暖房器具を解説します。
人を直接温めて節約を実現
今までは当たり前のように、「部屋」にエアコンをつけて空気全体を温める・暖かくする、車に乗ってヒーターをつけるなど部屋や空間をすべて暖かくしてきました。部屋の中のどこにいても快適に過ごせるメリットがある一方で、空間全体を暖めるため料金が高くつくというマイナス面もあります。
2023年~2024年のエネルギーコストは依然として高いままですので、思い切った節約をするためには考え方をガラッと変える必要があります。
「部屋・空間」から「人」を直接温めるへ
便利グッズを使って人を直接温めることは多少の不便さはありますが、空調利用をセーブできれば電気料金を大幅に削減することができます。しかも、電力利用量を削減することは、国が要望する節電対策にもなりますし、大きな視点では地球温暖化対策に貢献していることにもなるなど、メリットが多くあります。
それでは、節電に役立つ暖房便利ツールを解説します。
脱エアコン対策:筒形デスクヒーター
筒形デスクヒーター Orthland
「足元を全体的に暖めたい!」という時にとっても便利な「筒形デスクヒーター Orthland 」が人気となっています。
今までのパネルヒーターは、足元の前面までしか暖めることができませんでしたが、「筒形デスクヒーター Orthland 」は、足をぐるっと360度巻くように囲えますので、足元を全体的に暖めてくれます。
約30秒で温まる急速加熱や、温度設定が5段階で行えますので自分に合った温度で使うことができます。そして、2時間・4時間・6時間・8時間の4段階でタイマー設定で時間がくれば自動で切れるので安心、毛布が付属していますので、上からかぶせれば熱が逃げず、こたつのように利用もOK!
脱エアコン対策:着る電気毛布/こたつ
こたんぽ~おひとり様用着るこたつ
こたつを持ち歩きたい!という願望に応えたアイデア暖房器具がこの「こたんぽ」です。
一人で着られる“こたつ”は、前全面にヒーターを内蔵し裏と表はボア素材でしっかり保温しています。
しかも足が出せるので室内の移動も自由自在。保温性も高いのでエアコンをつけっぱなしよりはるかに節電出来て地球環境にもよく、一人に一つは欲しいのが【こたんぽ】です。
「こたんぽ」は、数多くのアイデア商品が話題となり、メディアにも多く登場しているアイデア家電メーカー「サンコー」が開発・販売しています。
販売価格 | サイズ・重量 | 主な仕様 |
12,800円 | 本体:幅450×高さ1100×奥行300(mm) コントローラー:幅500× 高さ150×奥行200(mm) 本体:約2000g コントローラー:約190g |
定格最大消費電力 55W 温度設定: 1:約30度 2:約33度 3:約36度 4:約39度 5:約42度 6:約45度 |
タイマー設定は30分/60分/120分/240分の4段階。材質は本体: ポリエステル100%、コントローラー:ABSです。なお、洗濯は手洗いのみなので注意しましょう。
広電(KODEN) 電気毛布 ひざかけ
長さ約140cm、幅約140cmと大きめサイズで、使用用途の広い電気ひざかけです。ひざ掛けとしてはもちろん、ズリ落ちを防ぐボタン付きなので肩にかけ胸元で止めて、デスクワークでも使えます。
室温センサーを搭載しているので、周囲の室温を検知し自動で温度を調整可能。また電源を入れてから8時間後、自動で電源がOFFになる8時間OFFタイマーもあるので、切り忘れ防止と電気代の節約にもなります。
ココがポイント
コントローラーを外せば洗濯機で丸洗いができ、さらにダニ退治機能も搭載。ダニ退治後に丸洗いすることで清潔に気持ちよく使うことができます。
ホット脚入れヒーター
デスクワークや勉強などに最適な、 下半身がすぐに温まる「ホット脚入れヒーター」。たった30秒で温かくなり、細かい6段階温度(35/40/45/50/55/60℃)が好みに合わせて選べます。
さらに、生地がとても厚いので35℃でもぽかぽか。電源の切り忘れ対策として0.5時間・1時間・1.5時間・2時間・4時間・6時間・8時間の7種類のタイマーがあり、電気代の節約にもなります。
ココがポイント
下半身をカバーしているので、おなかはもちろん腰回りや足元まであったかい。消費電力は40Wと省エネなので1時間使ってもわずか約1円と2023年電気代対策としてもばっちり。
体の一部を暖めるグッズ/ツール
速暖 洗える電熱ヒーターベスト
モバイルバッテリーを設定すれば数秒で暖かくなる「ヒーターベスト」は、3段階で切り替え可能、前後5か所にヒーターがあり、3時間から最長8時間持続するので室内はもちろん野外での仕事や活動にもフル活用できます。サイズもSから3Lまで横のファスナーで調整できますので、小柄な女性から男性まで幅広く着こなせます。
ココがポイント
モバイルバッテリーはついていませんので、別途準備しましょう。なお、ヒーターベストではモバイルバッテリーによって低温設定にしたときに一定の時間で切れるものもあり、相性があるので手持ちのもので試してみてください。
ランバーサポートホットクッション
在宅ワークやテレワーク時の背中・腰の寒さと、姿勢の崩れを同時に解決するのが「ランバーサポートホットクッション」です。
低反発クッション&スエード生地のランバーサポートが腰にしっかりフィットすることで、正しい姿勢を守り、さらにヒーターを内蔵しているので背中や腰をじっくりと温めてくれます。
電源はUSB充電でリモコン操作も可能、付属のゴムがありますので椅子からずれ落ちる心配もありません。
販売価格 | サイズ | 重量 | 主な仕様 |
4,280円 | 本体:幅440×高さ360×奥行90(mm) ケーブル長:約1670mm |
約775g | 電源:USBポート給電5V/2A 消費電力:10W 温度設定:三段階 (高:50度 中:43度 低:37度) |
ココがポイント
持ち運び自由なので、リビングのソファや座椅子、車の運転席などでも利用できます。カバーを取り外して洗濯もできますのでいつも清潔にあったまりますよ。
カイロバンド
その名の通りカイロをバンドにして腰に巻く「カイロバンド」です。
使い捨てカイロは温度調節ができず、その都度購入しなければなりませんが、この「カイロバンド」はUSB充電で、電源のオンオフ・3段階(高・中・低)の温度調節が行えます。
高:約3時間、中:約4時間、低:約5時間も使えて、充電すれば繰り返し利用でき、さらに自分の腰・おなかに巻く、服側に貼り付けて利用できますので、外から見ても見分けがつきません。
販売価格 | サイズ | 重量 | 主な仕様 |
3,680円 | 幅1000×高さ176×厚み8(mm) | 111g | 連続使用時間: 高:約3時間 中:約4時間 低:約5時間 対応サイズ:約82~96cm |
ココがポイント
自宅などで利用する場合は、USB(5V 2.0A)を接続して使いますが、外での利用時にはバッテリーを内蔵していないので、別途、低電流対応のモバイルバッテリーが必要です。
Susanny ネックウォーマー
外出時、寒さが特に気になる首筋を後ろから温めてくれるアイテム「Susanny ネックウォーマー」は、高品質生地で見た目もスマート。USB加熱方式で3段階の調節が行えますし、わずか3秒で温まるクイックヒート機能も付属、そして水洗いもOKと清潔さにこだわりがあります。
冬の外出時の強い味方になりそうですね。
コードレス電気スリッパ
冬に特につらいのが足元の寒さですね。
8000mAhのバッテリーが2個付、そしてスリッパ本体にモバイルバッテリーを入れるポケットと短いUSBケーブルが付き、コードレスで使用できるので、オフィスや自宅など作業しながら利用出来ます。電源に接続すれば10秒で暖かくなり、最高65℃に達するのでホッカホカ。
さらに3段階温度調節が可能で、スリッパ本体のボタンを押すと異なる温度モードに切り替わるため、好みの温度への変更も簡単です。
歩き回れる電気足温器はMサイズ(22~25CM)、Lサイズ(25~28CM)ありますので、適したサイズを選んで暖かい冬を過ごしてください。
電熱 インソール
電源アダプターやパソコンなどにUSB接続、またはモバイルバッテリーにつなげるだけで、靴やスリッパの中敷きとして、暖かいインソールに早変わり。インソールの先端部分はハサミでカットできるので、靴のサイズに合わせて調整も可能です。
ココがポイント
蓄電式ではないので、オフィスワークや立ち仕事など足から底冷えする環境で力を発揮する電熱インソールです。
TOWOOZ 電気足温器 フットウォーマー
従来のホットマットと違い、袋タイプなので足を包みこむように温めてくれる電気足温器です。
40℃〜60℃まで6段階の温度範囲を自由に調整でき、0.5時間、1時間、2時間、4時間まで4つのタイマー機能も備えられ、240分になると自動にOFFになり消し忘れの心配もないので、夜・そしてお子さんや年配の方でも安心して利用することができます。
再度使いたい場合は、また加熱機能をONにすれば快適に利用できます。
ココがポイント
4時間の自動OFF機能は、電気代の無駄を避けることにも貢献しますね。
スーパープレミアムブランケットフリース生地で肌触りも良く、さらに抗菌性・防臭性がありダニの繁殖を減らしつつ、通気性が高いのもうれしいポイントです。
部屋を暖めながら除湿
HITACHI/日立 HJS-DR601
寒い冬は部屋を閉め切っているので換気が滞るものです。空気中には、ほこりやダニのふんなどがありますが、特にカビは湿気が多いと肺炎など健康に悪影響を与える原因になりますので、暖を取りながら空気を清潔に保ちたいですね。
衣類乾燥も出来る除湿器があれば、衣類乾燥機として冬の洗濯物を乾かすことも出来るほか、部屋の除湿で湿気を取りカビなどのリスクを避けることができる便利ツールです。
「日立 衣類乾燥除湿機 HJS-DR601 」は、乾燥剤に湿気を吸着させることで除湿し、ヒーターで空気を乾燥させるデシカント方式(ゼオライト式)なので、室温が2度~上がることから冬の除湿にはうってつけです。
まとめ
節電は懐にも地球にも優しい
今年も物価の値上がりが続き暖房料金の高止まりは、日々の生活に大きな影響を与え続けています。今回は、できるだけエアコンを使わずに済む暖房器具をまとめてみました。
エアコンを使わない生活は、個人にとっては本来の自然な生活を送れる健康なライフスタイルを取り戻し、社会にとってはエネルギーの節約と脱炭素を促進するというメリットもあります。
今年も考え方を変えて、ヘルシー&SDGsに寒い冬を乗り切りましょう。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトでは中立の視点から生活に役立つ情報、ツール・グッズ等ハードウェア、娯楽・エンタメに関する情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)