「シンプル」「多様化」がキーワード
料金を抑えたいニーズに応える格安スマホ・SIMの動向は?
複雑化・不安化する世相を反映し、格安系が躍進
格安スマートフォンが3キャリアのスマホにとって代わるような勢いを見せており、さらに楽天も第4のキャリアとして携帯ビジネスに本格参入、そして5Gも2020年から商用サービス開始と市場が大激変しています。
改めて今売れている格安スマホをチェックしてみましょう。
格安スマホは幅広いニーズに対応
主な格安スマホサービス一覧
- 【mineo(マイネオ)】株式会社ケイ・オプティコム
- 【楽天モバイル】楽天モバイル
- 【TONE】トーンモバイル株式会社
- 【OCN モバイル ONE】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
なぜ「docomoやau、softbankなど大手キャリアが携帯電話回線を握っているのに、格安でサービスができるのか?」、それはMVNOがキーワードです。
MVNOとは日本語で「仮想移動体サービス事業者」の略で、携帯電話回線等の無線通信基盤を大手キャリアなど通信事業者から借り受けて、ニーズに合わせた独自のサービスを付加し提供すること。さらに自社の強みを加えて独自の格安スマホサービスを展開し、多くのユーザーを獲得することに成功しています。
各サービス別の特徴ーシンプル価格に多様なメニュー
月々1,310円(税抜)からスマホが使えます。au端末、ドコモ端末、ソフトバンク端末の3キャリア対応。格安スマホの中では端末数No.1で対応端末数が多いので、現在使用中の端末がそのままでスマホ料金を下げることが可能。
スーパーホーダイでは、月額基本料1,480円のほか、10分以内の国内通話「かけ放題」が魅力。
また番号乗り換えも可能 他社からの乗り換えも携帯電話ナンバーポータビリティ(MNP)で番号はそのまま。
月々の支払で楽天スーパーポイントが貯まりますので、ショッピングなどと組み合わせて使いたい方には最適。
料金プランはシンプルでわかりやすく、月額基本料金1,000円と1,500円。
「利用料金にTポイントがつく」など、 "T"のスマホならではのお得なサービスが充実。
また、初心者でも使いやすいホーム画面を用意しているほか、 電話サポートや遠隔操作サポートといったアフターケアも無料。 届いたらすぐ使えるため、スマホが初めてでも安心して始められます。 居場所確認やアプリ利用制限ができるTONEファミリーも提供。お子様スマホデビューにも向いています。
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
利用シーンにあわせて最適なコース(最大通信速度と通信容量)が選択可能です。
音声対応SIMでは電話もデータ通信もでき月額3,000円(税抜)で10GBの大容量。
コース変更もWebから簡単に手続き可能。 利用シーンやスタイルに応じて、1ヵ月ごとに変更することもできます。
通信専門の格安SIMでビジネス利用も
格安スマホと同じく、格安SIMも競争が激しくなっていますが、ここではビジネスにも使える固定のグローバルIPが一つついた格安SIMサービスを見てみましょう。
グローバル固定IP付データ通信専用SIMが業界最安値
固定IPアドレスが使えるデータ通信専用SIMが月額1,000円(税抜)から。
人口カバー率100%のNTTドコモのXiおよびFOMAエリア対応なので、エリア内であればどこでも固定IPで利用できます。
5プラン、SMSにも対応
- 128kbpsで使い放題プラン(固定IP1個)1,000円/月(税抜)
- 1GBまで高速プラン(固定IP1個)1,350円/月(税抜)
- 3GBまで高速プラン(固定IP1個)1,600円/月(税抜)
- 7GBまで高速プラン(固定IP1個)2,350円/月(税抜)
- 10GBまで高速プラン(固定IP1個)2,900円/月(税抜)
- 30GBまで高速プラン(固定IP1個)6,800円/月(税抜)
・初期費用 3,000円(税抜)
・すべてのプランでSMSオプション対応。140円/月(税抜)
固定IPアドレスの逆引き設定無料
コントロールパネルから簡単に逆引き設定ができるので、希望するホスト名に変更できます。
<結論>
大手キャリアの実質的な3社独占で、ケータイ・スマホ料金は高止まりしておりましたが、格安スマホ・SIMにより、この独占は崩れ料金は競争にさらされ、料金が安くなっているというよりは、適正な価格に向かっているとみるべきでしょう。
自分や自社のニーズに合うサービスを見つけ、早めに移行することで毎月の料金が大幅に節約できます。
通話やネットで同じことができるのに2倍近い料金を払う・・ということはそろそろ止めにして、そのお金を別のほうに振り向けることで、生活やビジネスを充実させたいものですね。
この記事を書いた著者

- ITサポート/コンサルティング/コンテンツプロデュース
- 株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証マザーズ上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやECサービスの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・評価・比較情報をお届けします。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、そして映画・音楽好き(主に洋楽)。